台北からの日帰り小旅行
■陽明山
台北から気軽にハイキングができ、温泉にも入れる陽明山エリア。日本統治時代に開発されたレジャーエリアです。
ちなみに陽明山という山は無く、国家公園のエリアの名前です。
MENU ・七星山ハイキング(台北最高峰)(2017年8月) ・紗帽山ハイキング(2011年6月)
まずは行き方から。
・台北車站からは「260」のバス、
・捷運劍潭駅と捷運士林駅からは、上記の「260」と「紅5」のバス、
・捷運北投駅からは、「230」のバスがそれぞれ、陽明山公車總站(バスターミナル)まで行っています。
ちなみに「紅5」のバスは捷運劍潭駅が始発ですので、待てば座れると思います。
捷運劍潭駅のバス乗り場は、改札を出て、左側に行き、ちょっと戻る感じのところにあります。
「260」と「紅5」のバス停は、日曜日の9時頃は大行列でした。(この写真は2011年6月)→
「260」は台北車站から乗ってもいいとは思いますが、だいぶ時間がかかるらしい。
台北車站の乗り場↓台北駅の南側、忠孝西路沿い。google map。
バスについては、こちらの台北バスのサイト「我愛巴士5284」の「路線名稱査詢」に路線番号を入力すれば、バス停の位置が分かります。
さて、バスは捷運劍潭を発車し、捷運士林を超えて、山道に入ります。
45分くらい乗って終点の陽明山バスターミナルに到着しました。
ここからメニューが分かれます。
MENU ・七星山ハイキング(台北最高峰)(2017年8月) ・紗帽山ハイキング(2011年6月)
・七星山ハイキング(台北最高峰)(2017年8月)
七星山ハイキングの参考にしたのは、「陽明山国家公園」の公式サイトのこちらのページです。
↓
http://www.ymsnp.gov.tw/index.php?option=com_linemap&view=linemap&id=6&gp=0&Itemid=132
こちらのハイキングマップに従い、小油坑から登り、七星山主峰、東峰、冷水坑に降りるルートを選びました。
まずは陽明山バスターミナルから、陽明山循環バスの「108」に乗り「小油坑」まで。
この「108」に乗ると、陽明山の見所を回れます。
だいたい、休日は20〜30分に一本、平日は30〜40分に一本です。
できれば平日に行くことをお勧めします。
この写真は、2011年6月。
「小油坑」は箱根の大涌谷のように、モクモクと温泉が湧いており、硫黄の香りがします。
この小油坑を回り込むように登山道入り口があります。看板もしっかりしていますので、迷うことはないと思います。
道もほとんどが石畳。スニーカーで来ている人もいました。
台北最高峰(1120m)七星山に登頂。
東峰の頂上で、レンジャーの方たちとお話し。お揃いの顔写真付きのバッヂをつけていました。
東峰から冷水坑に向けて降りて行きました。
コースタイムは、登山口・小油坑〜45分〜七星山主峰〜15分休憩〜15分〜東峰〜10分休憩〜40分〜冷水坑・下山口
全部で2時間かかったかどうかという感じです。
行ってみてわかったのですが、こちらの地図のように冷水坑は七星山の南東側なので、まったく日陰がありません。
登るのでしたら、今回同様、北西側の小油坑から登ることをお勧めします。
冷水坑には無料の温泉があるとのことですが、今回は入らずに帰ってきてしまいました。
帰りは冷水坑から108の循環バスで、陽明山バスターミナルまで戻ります。
もしくはこちらの地図を参考にして、七星公園の分岐で「童軍」の登山道入り口まで降りてくれば、バスターミナルまで歩いて戻ってくることもできます。
帰りはバスターミナルからもと来た「260」または「紅5」のバスで台北まで戻るか、
「230」で北投温泉に行くか、もしくは「230」の途中の「惇敘高工」で降り、そのまま「行義路」に入り、いつもの温泉レストランで食事&温泉をして帰ってもいいです。
・紗帽山ハイキング(2011年6月)
紗帽山ハイキングの参考にしたのは、「陽明山国家公園」の公式サイトのこちらのページです。
↓
http://www.ymsnp.gov.tw/index.php?option=com_linemap&view=linemap&id=19&Itemid=132
紗帽山に行くにはバスターミナルから循環バスには乗らず、そのまま登山口に向かいます。
バスターミナルから、郵便局を右手に、大きな公園(前山公園)を左手に見ながら進みます。
前山公園には併設して養老院があったり、蓮池の向こうには公共温泉浴場があったり、屋台が出ていたりと、のんびりとした雰囲気です。
左手に蓮池が見えたらその右手のカフェの横から紗帽山の登山道が始まります。
こちらは、「北登山口」です。
登山の人というよりも、家族でハイキング、山菜採りの人、犬の散歩の人、裸足で上る修行僧?もいました。
ちなみにここで採れる山菜は、「栗蕨」というらしい。
紗帽山は、山の形が昔の「烏紗帽」に似ているということで、途中までは上り坂、途中で一度平らになり、頂上直下で急な上り坂になります。
汗だくで紗帽山山頂(645m)まで上り、景観台から、向いの七星山(1,120m)と七星東峰(1,107m)を望みます。
この景観台から元の登山口(北登山口)に戻る人が多いようですが、我々はこのまま南登山口まで進みました。
すると、かなり古く荒廃した建造物の残骸が現れます。
説明看板によると、この「荒廃的涼亭」は、大正12年、当時皇太子だった後の昭和天皇が台湾にいらして草山(陽明山)から北投をご視察されたときに用意されたあずまやだそうです。
このあずまやは、台北盆地を見下ろすことができ、絶景のポイントだったのですが、結局ここにはいらっしゃらなかったらしい。
その後、台風や地震などで荒れ果てて、今では二本の柱と丸いテーブルの残骸が残っているだけで、周りの木々も伸びて、視界はさえぎられています。
我々はここで小休止をしながら、88年前のことを思いました。
下山も同じように急な下り坂、途中で一度平らになりまた下り坂になります。
下山口は、「南登山口」。「南」の方が、急坂だったような気がします。
「南登山口」の道路をそのまま右方面に行くと、「230」の「頂半嶺」のバス停が対向車線にあり、このあたりでバスを待ち、手を上げると止まってくれます。
「230」のバスは、このまま北投まで行きます。
北投温泉に入ってもいいですが、我々は途中の「惇敘高工」で降り、そのまま「行義路」に入り、いつもの温泉レストランで食事&温泉をして帰ってきました。
別件ですが、帰ってきてから大正12年の当時皇太子だった後の昭和天皇のご訪問について調べてみたら、前山公園の近くに、実際にご休憩になった「草山御賓館」というのが今でも残っているそうです。
↓
http://odie.tw/1/Taipei/RoyalGuestHouse.html
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