中華明星(スター)に興味を持つようになったのは、香港旅行をした時に、「記念になにかCDでも買っていくか。。」と気軽に尖沙咀のHMVに立ち寄り、当時トップ1だった王菲の「菲靡靡之音」を買ってからのことでした。
それ以来、北京語の美しさにはまり、また、北京語の勉強のためにもいろんな曲を聞いたり、映画を見るようになったのです。
私のお気に入り中華明星を紹介します。
 
任賢齊周華健王菲李心潔伍佰&China Blue金門王與李炳輝黄品源劉徳華
任賢齊 Richie Jen

初めてリッチーの存在を知ったのは、中国人のお宅でのカラオケ大会で、彼の「心太軟」を聞いた時。
この曲は一番人気でした。
その時、CDを買って帰ったのですが、ジャケットの写真といい、曲のイメージといい、てっきり、演歌歌手だと思っていました。
しかし、99年の3月に、ふとしたきっかけでリッチーの「対面的女孩看過来」のMTVをみたら、なんと、カワイイじゃないの!?
そして「傷心太平洋」にやられました。

で、冷静にリッチーの良さを考えてみました。
私が思うに、リッチーのよさは、丁寧に歌うその声、男気にあると思います。
明るい曲を歌う彼も良いのですが、まじめなラブソング、人生を歌う時など、真摯な態度で臨む彼の表情がいいのです。
一転、時々見せるクネクネリッチーもまた一興。
2005年には、大学時代からお付き合いしていた彼女と結婚し、パパになりました。

生年月日:1966年6月23日
出身地:台湾

スペシャル:対面的女孩看過来 ロケ地を訪ねて
 
周華健 Wakin Chaw

理想のお兄さん、といった感じ。
ワーキンのことは、彼個人よりも先に、彼の歌を知りました。
北京のカラオケ屋で私の朋友が「其実不想走」を歌っているのを聞き、「何て良い歌なのでしょう」と思い、CDを買ったのがきっかけです。
実際聞いたワーキンの声は、なんとも言えず優しく、心がこもった声でした。
「この人に会いたい」と思って会ってみたら、気さくなアニキでした。
思わずこちらが無口になるような寒〜い冗談もいうし。。。
(もちろん歌王には変わりありません)

生年月日 : 1960年12月22日
出身地 : 香港

 
王菲 Faye Wong

私が最初に好きになった中華明星です。
EYES ON MEやウソコイでご存知な方も多いと思います。
私が思うには、彼女の声は北京語が一番あっていると思う。
あの消え入りそうなファルセットボイスが大好き。
広東語でも歌っているのですが、やっぱり北京語の響きが最高ですね。
一番のオススメCDは「天空」。最近は日本のCD SHOPで売っていないらしいです。

菲靡靡さん(と勝手に名前を勘違いしていた)と、「天空」の王靖〔雨/文〕と、「恋する惑星」のフェイ・ウォンが同じ人だと分かるまで、時間がかかりました。
彼女は髪型、ファッションをどんどん替え、ファッションリーダー的な存在です。

生年月日 : 1969年8月8日 出身地 : 北京市

 
李心潔 Angelica Lee

マレーシア生まれで、北京語、広東語、マレー語、英語が堪能な心潔さん。
もともとは、任賢齊とデュエットしているところから知りました。
なんか、カワイイ子だな〜、と思っていたら、次から次へと髪型、ファッションを変え、だんだん女性らしくなってきました。
2001年以降、女優としても数々の映画祭で女優賞を取り、お姉さんとしては、心潔さんの成長を暖かく見守っていきたいと思います。

で、情報収集しているうちに、あまりに資料がたまってきましたので、新しく心潔さん専門サイトを立ち上げました。
詳しい資料はこちら、HAPPY TUNEでご覧ください。

生年月日:××年1月23日
出身地:マレーシア

 
伍佰and China Blue Wu Bai and China Blue

伍佰and China Blueの魅力といえば、最初は外見ではなく、彼らの楽曲でした。
四七抜きといわれている、日本を始め、アジア独特のメロディでした。
また、レコーディングは全て一発取りという、音の熱さでした。
その後、私は台湾語の曲の存在を知るようになり、彼らの台湾魂も感じるようになり、また実際福岡で初めて彼らのライブを見て、その情熱にのめりこみました。
私がみた伍佰の印象は、かっこいいだけでなく、セクシー、かわいいでした。

ギター・ボーカル:伍佰(呉俊霖)
キーボード:大猫(余大豪)
ベース:小朱(朱剣輝)
ドラム:Dino Zavolta

 
黄品源 Huang PinYuan

最初は髪も短く演歌歌手のようだった品源さん。
そのうち髪も伸びて、いつも任賢齊とペアで登場するのを見ると、まるで兄弟のようでした。
今ではついに、フェロモン系です。
今は彼の「歌声」と、「えくぼ」が気になります。
台湾の台中で「流し」をしていた品源さん。
やさしくささやくような歌も、寂しい男心を吐露する歌も、セクシー路線の曲も、どんなジャンルの曲も歌いこなします。
詳しい資料はこちら、「黄品源・流浪の心」でご覧ください。

生年月日:1968年3月17日
出身地:台湾台中

 
劉徳華 Andy Lau

私の場合、どちらかと言うとアンディは、歌よりも、映画のほうで、はまりました。
一番のオススメは、「欲望の翼」。
静と動の演技の対比を楽しんでください。

いつもアンディは、寡黙で、友達を大切にし、家族を大切にし、恋人を大切にし、正義感の強い、男らしい役をするのですが、最後はどうしても幸せになれません。
どうして?美人薄命、といいますが、美男子薄倖の役ばかり。
でも、それがまたアンディの魅力を倍増させているのですね。

生年月日 : 1961年9月27日
出身地 : 香港


 
金門王與李炳輝 The golden gate king and Mr. Lee

台湾の淡水を拠点に活動していた二人組みの盲目の流しです。
彼らを知った当時、私は彼らをコミックバンドだと思っていました。
しかし、彼らの生い立ちや、彼らが奏でる音楽を知れば知るほど、それは心に響くものでした。

金門王は、金門島出身、12歳の時不発弾で左手首から下を失い、また後の手術で完全に失明。
李炳輝は桃園出身、生後4ケ月の時に失明。
二人はマッサージ師の学校で知り合い、淡水や北投で流し(那〔上/下〕西・なーかーし)を始めました。

1997年に候賢孝監督が作った台湾キリンビール一番搾りのCMで彼ら自身の人生を歌った「流浪到淡水(淡水への旅路)」が使われ、ようやく台湾全土で脚光を浴びるようになりました。
彼らの、特に金門王の歌声は人生の悲哀を感じさせます。
日本映画「夢幻琉球・つるヘンリー(1998年)」にも出演しています。

残念ながら金門王こと王英担さんは、2002/5/5、台北にて心筋梗塞で亡くなりました。49歳でした。
淡水の御茶屋に彼らを呼ぶ、という私の願いは、永遠に叶わなくなりました。
金門王のご冥福をお祈り申し上げます。合掌。


 
明星遭遇記はこちら

 



万事如意▲