台湾の温泉
 
◆烏来温泉

台北から日帰りでも充分楽しむことができる烏来の紹介です。
事前になにも予約しないで、行き当たりばったりでの旅です。

■行き方
台北からは、行き方は何種類かあります。

・その1:ずっとバスで移動。(2004/12現在、64元、約90分)
台北駅南側の「青島西路」の「基督教女青年會」の隣のバス停から、西に向かって出発しています。
バス停は本当に普通のバス停で見逃してしまいがちですが、「青島西路」は(すぐに中山南路にぶつかるので)200mほどしかなく「基督教女青年會」が見つかれば、問題なくバス停も見つかると思います。
バスは、20〜30分に一本出ていますが、新店駅まで路線バス状態なのでかなり時間がかかります。
私としては、新店駅まで地下鉄(捷運)で行き、そこからバスまたはタクシーでの移動をお勧めします。

・その2:新店まで地下鉄で移動してバス。
地下鉄の淡水〜新店線で終点の新店駅まで行きます。台北駅から新店までは、20〜30分くらいではないでしょうか。30元。
新店駅の改札を出て、右前方に行くと、烏来行きのバス停があります。バス停には「烏来」と書いてありますのですぐに分かると思います。
バスはだいたい15分に一本きます。烏来まで約30分。15元。
またでは、バス停では運転手のオジサンが客引きをしています。
この車(タクシー?)は、一人100元です。一台100元ではなく一人100元ですのでご注意ください。
このバス停の横には普通のタクシー乗り場があります。
普通のタクシーは、新店駅〜烏来で300元くらい、時間は30分くらいではないでしょうか。

■烏来まで
新店駅を過ぎて川を渡ると、いきなり山の景色になり、道路の標高も上がっていきます。
20分くらい過ぎた辺りから、ポツポツと道の両側に温泉施設や、タイヤル(泰雅)料理の店が現れてきます。
川が右側にあるので、温泉施設は右側に、レストランは左側に多い。
この辺りは比較的新しめの施設が多いので、最初から「ココ」と決めているならばこの辺りでバスを降りてもいいのではないでしょうか。
ただしここで降りると、満室だった場合や、後述する「老街」に遊びに行くのにはちょっと不便です。

■烏来に到着
バス終点の烏来のロータリーから、みんなが歩いていく方角に歩くと、烏来の温泉街「老街(烏来街)」があります。
この「老街(烏来街)」には、お土産物屋、タイヤル料理店、温泉施設などがごちゃごちゃと並んでおり、ブラブラ歩くのも楽しいです。


■明月温泉(2004年12月に利用)
泊まった明月温泉は、「老街」に入ってすぐの左手の高台にあり、「ヒノキ」が特長です。
なるほど、門柱から始まり、内装のいたるところ、部屋のお風呂も大浴場もヒノキがふんだんに使われており、一歩建物の中に入ると本当にさわやかなヒノキの香りがします。
大衆湯は一人380元のようです。
今回は四人での合宿でしたので、大き目の二人部屋に、追加料金を払って泊まりました。
基本8,200元の八折(2割引)、
加二床@1200元、
加二飯@360元 プラスサービス料10%で、一人2,662元です。
大き目の部屋なので基本料金が高いですが、二人で泊まるならば、基本は4,000元くらいからあると思います。
基本料金には、宿泊代(部屋に風呂付)、男女別大浴場(裸で入る)1回、露天風呂(水着着用)1回、夕食、朝食が含まれており、今回は平日でしたので2割引でした。
基本的には大満足の温泉宿でしたが、強いて言うならば、、、
大浴場と露天風呂に入るチケットが事前に渡されるのですが、1枚ずつしかないので1回ずつしか入れません。
その分、部屋の風呂に入って、ということなのでしょうか。

温泉は無味無臭、弱アルカリ性の炭酸泉ですが、お湯の中に体を浸すと、しっとりとした感触があります。
大浴場でももちろん「かけ流し」。
どんどんお湯が出て、どんどん湯船からあふれて排水溝へと流れています。
贅沢です。
お湯も熱いのと、ぬるめのと二種類あり、交代に浸かりながら長湯しました。
(ぬるめの湯は、隣の水風呂からあふれた水が、湯船に流れてくる構造になっています。)
大浴場に入ると、チケット係りの欧巴桑が、「先に体を洗って」「タオルは湯船に入れたらダメ」と教えてくれるのがウレシイです。

食事は、晩御飯は三種類のおかずから、朝食は西式(トースト、卵、サラダ)、中式(お粥とおかず)から選択するようになっています。
ヒノキの食堂もいいですが、渓谷を見ながらテラスでの食事もいいですね。

烏来の「老街」に出てみましょう。
道の両側にはお土産物屋、タイヤル(泰雅)料理店、温泉施設などがごちゃごちゃと並んでいます。
お土産で目に付くのは、タイヤル族の民族グッズ、それから粟(アワ)で作った、「小米麻〔米署〕」。
「小米麻〔米署〕」は食べてみましたが、ビックリするほどおいしいものでは。。。アワで作った大福の小型版な印象です。
タイヤル料理店も何軒かありますが有名な物は竹に入った「竹筒飯」、山薬(紫の山芋?)で作った山薬料理、アワで作った「小米酒」です。
「小米酒」は、甘酒のような味、「竹筒飯」と「山薬料理」は普通においしかったです。
私たちは、泰雅婆婆美食店で食べました。来店した芸能人の写真がペタペタと貼ってあり、とても盛況で、お店の人たちもとても親切でした。
ただ、この店の一つ飛んで左隣(奥側)に、おじいさんとおばあさんが二人で切り盛りしているタイヤル料理店があって、そちらに入れば良かったかな、と思ったりもしました。

「老街」を過ぎると、景観区への料金所(50元)がありますが、夜は集金していませんでした。
そのまま橋を渡るとまた旅館街になり、川岸には、無料の露天風呂があります(水着着用)。
また、そこからトロッコ(台車)に乗り、山の上に行けますが、我々が行った時は、2005/1月中旬まで「トロッコは休止」ということで、山の上にはいけませんでした。
山の上には「烏来瀑布」「タイヤル文化村」、さらにロープーウェイに乗って上に行くと「雲仙楽園」というアミューズメントパークがあるそうですが、それぞれ未達です。

温泉旅館は一軒しか体験していないので烏来を語るのはおこがましいのですが、皆様の参考になればと思います。


■国際岩場(2005年8月に利用)
国際岩場の入浴料は350元。
基本料金で大小タオルを貸してくれます。
熱い岩風呂(温泉)、ぬるめの気泡湯、水風呂、サウナ、打たせ湯があります。
烏来のお湯は無味無臭無色。ここでも掛け流しです。
半露天になっており、川沿いのお休みどころでゴロゴロするのは気持ちいい!ですが、なんせ、八月の直射日光はつらいですね。
涼しい時期に来るべきでした。
冷たいお茶サービスもあるので、ゆっくりできる温泉だと思います。

台湾の温泉全般に言えるのかもしれませんが、SPAというか、あの打たせ湯の音はすごいですね〜。

 

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