台湾の温泉
 
■関子嶺温泉(2005年4月に利用)

台湾四大温泉で、戦前は日本にもその名を轟かせたという「関子嶺温泉」。
何よりも、パワーの有る泥湯で有名な温泉です。
今回はなんとしても泥湯に入って、関子嶺温泉に泊まりたかった。
ということで、初めて行ってきましたが、まずは行き方からです。

・嘉義駅からバス停まで。
台鉄の嘉義駅を背中に左斜め前方に延びている中山路を、噴水広場の方へ進みます。
嘉義駅前に地図がありますし、嘉義駅には旅行センターがありますので、そこで地図をもらってもいいと思います。
(中山路と平行に中正路もありますが、「中山路」です。)
10分ほど歩くと右手に「嘉義客運」のバスターミナルがあります。
(バスターミナルというよりも、バス横丁という雰囲気ですが。。。)

関子嶺行きのバスは、「白河・関子嶺」行きの時刻表を見て確認します。
ただし、「関」の文字が書いてあるもののみ関子嶺行きで、書いていないものは白河行きです。
私が行ったときは、一時間に一本。毎時00分に出発でした。
切符売り場の窓口がありますので、事前に切符を購入します。74元。

もしここで時間が有るようでしたら、中山路噴水広場近くにある「噴水鶏肉飯」で鶏肉飯を食べましょう。中山路をまっすぐ進んだ右側にあります。バス停から徒歩約5分。


・バスに乗って
嘉義は北回帰線の通る町。
私はちょうど12時発のバスに乗りましたが、やはり影が小さい!

バスに乗ってから40分ほどで、途中の白河バス停に止まります。
ここでしばらく時間調整をした後、バスは再度発車し、ここから約30分ほどで関子嶺温泉街に到着します。
(関子嶺温泉街は、このバスの終点ではありません)
特にアナウンスもありませんが、ほとんどの人が降りますので、一緒に降りてください。
もし誰もいなくて不安ならば、山道を登っていて、「紅葉温泉」の看板が見えてトンネルをくぐり、大きくカーブすると、関子嶺の温泉街です。

この白河から関子嶺までの道のりは、なんというか懐かしいような、一度来たことが有るような、そんな雰囲気の道が続きます。
畑や田んぼがあり、雑木林があり、そして日本時代の瓦屋根の家が続き、と、看板が漢字でなければ、夏休みに伊豆あたりの親戚の家に遊びに行くバスの中、という雰囲気です。

・関子嶺温泉街
バス停を降りて自動車道路沿いに何軒か温泉旅館が続いています。
今回私は、大浴池(SPA)のある旅館に泊まりたかったので、バス停付近の「青雅温泉旅館」に泊まりました。ツインで一泊2000元。
台南県白河鎮関子嶺11-12号 電話06-6822-2350  http://www.chinya.com.tw/

自動車道路沿いには、何軒かのSPA付き大型温泉旅館があります。
もしこの温泉街で、日本時代からの旅館に泊まりたいようでしたら、関子嶺温泉の老街にある、
関子嶺大旅社(元、龍田屋)
 台南県白河鎮関子嶺20号 (06)682-2321
がいいと思います。
また、静楽館(元、吉田屋)
 台南県白河鎮関子嶺17号 (06)682-2678  http://lishin.ho.net.tw/h.html
も入り口付近はきれいに改装してありますが、裏手は日本時代の建物が残っているように見えました。詳細は未確認。
この二つの旅館には大風呂はありません。
バスが走る自動車道路は川と平行に走っているのですが、この川を渡ると関子嶺温泉の老街で、静楽館は橋を渡ってすぐ、関子嶺大旅社は、関子嶺食堂前を左に曲がってすぐです。(右写真参照)
特に関子嶺大旅社は、どなたか泊まってみてレポートをお願いしたいです。

ちなみにバスの終点は、紅葉公園。
この公園の周辺にも、大型の温泉旅館がありますが、こちらには「温泉街」の雰囲気はありません。
ただ、普通の住宅がポツポツとありますので、南国の田舎町の雰囲気を楽しむことができます。

・青雅温泉旅館と泥湯(2005年4月に利用)
今回泊まった部屋は、ツインで2000元。
部屋には湯船があり、蛇口をひねると当然泥湯が出てきます。
また水着着用の男女共同のSPAも利用できます。
SPAには、打たせ湯、気泡湯などが備わっています。
が、、、SPAはかけ流しではないので、湯船の底には泥がたまっていて歩くたびに足に引っかかります。
こんなもんだといえばこんなもんなのかもしれませんが。。。
  
部屋に戻り、湯船にお湯を張ると、そのままでは熱くて入ることができません。
一時間ほど冷まして入るとちょうどいいくらいの熱さでした。
色はまさに泥。硫黄のにおいがしますがお湯に入ると、肌がツルツルした感触がします。
また、ホテルの人に濃縮した泥をもらっていたので、それを顔に塗ってお風呂を楽しむことができました。
お風呂上りもいつまでも体が火照り、すばらしい泥湯のパワーを感じることができました。
ただやはり、湯船の隣はすぐトイレ、というのはちょっと悲しいですな。

部屋は板張り、靴を脱いで部屋に入るので、テレビを見ながらゴロゴロできる和室感覚はいいですね。
なによりも、窓に網戸がついているのがよかった!
この日はクーラーを入れず、自然の風で寝ることができました。網戸があると、虫が入ってこないので安心!

翌日の帰りは、青雅温泉旅館前のバス停からバスに乗って嘉義に戻りました。
バスが来たら、必ず手を上げてくださいね。手を上げないと、通過してしまいます・・・
 

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