憧れのペナンと香港プチ入国
2013/12/29〜2014/1/3

こんにちは、パンダのキーパンです。
お正月休みを利用して、マレーシアのペナン島に行ってきました。

「東洋の真珠」と言われるペナンはリゾート地のイメージが強いですが、18世紀1786年にイギリス領となり、その前後、多くの移民がこのペナンに渡った貿易の島。
15世紀から16世紀に移民し、貿易、開発で成功した人たちの子孫を広義で「プラナカン」と言い、現在は一般的に(古くからの)華僑の子孫「プラナカン・チナ」を「プラナカン」と言うそうです。(19世紀後半に移民してきた人たちとは一線を画しているらしい)
その後、貿易の中心はシンガポールに移りましたが、イギリスとプラナカンの文化が残される中心部のジョージタウンは2008年に街ごと世界文化遺産に登録されました。

深夜特急で、香港の馬春田さんが「ペナンは最高よ」と言っていたあのペナン。
沢木耕太郎さんが思いがけず長居した、「不思議に陽気な娼婦の舘」があるペナン。
テレビ版では大沢たかおさんが長居した、美しい海のある、悲しいペナン。
そういうことも含めて、ペナンはキーパンと美留子さんにとって憧れの地、初めての訪問です。(美留子さんはマレーシア自体18年ぶりだそうです)

また乗り継ぎを利用して、香港にもプチ入国してきました。
キーパンは香港は8回目(1234567)。
美留子さんは17回目らしい。

ではキーパンの、マレーシア・ペナンの旅行記です。
  
2013/12/29
富士山の真上を通過。
キャセイで行くんだ。
もうすぐ香港に到着〜。
すごくガスっている…
空気が茶色い。
これが例の大気汚染?
香港での乗り継ぎ時間は2時間なので、入国せずに慌ててお昼ご飯。
店員「ヤムメイチャ飲湯メH」
キーパン「ポーレイチャ普〔シ耳〕茶」
「ワンタンミー雲呑麺ヤッコ、ハーガウ蝦餃ヤッコ、シウマイ焼売ヤッコ」。
広東語が通じた。
夕方、ペナンに到着〜。
ペナン大橋が見えてきた。
ワクワクする!
親切なマレー系の運転手さんのタクシーに乗ってジョージタウンへ。
早速、ホーカーセンター屋台のレッドガーデンへ。
舞台で歌っているの!(ロック調の吻別とか)
ワクワクする!
2013/12/30
泊まったのは、チュリア通りのイェンケンホテル
漢字で書くと燕京大旅社。
個人の邸宅をリノベーションしたプチホテルです。
ロビーは吹き抜けになっていて、素敵なの。 ホテルの朝ご飯は、洋食の他にマレー料理やインド料理もあれこれあるんだ。
今日はレンタサイクルしてジョージタウンの観光の日。
海岸沿いのイースタン&オリエンタルホテル
1885年に誕生したホテルなの。
素晴らしいコロニアルスタイル。
世界中の名士が泊まっています。
1810年に完成したコーンウォリス要塞。
大砲には「1797」と、オランダ東インド会社の「VOC」が刻印されているの。
次は、ペナン・プラナカンマンションへ。
19世紀末、華僑のチュン・ケンキーさん(鄭さん)が建てたお屋敷がそのまま博物館になっているんだ。

映画「夜・明」のロケ地。
この後、孫文さんの秘密基地も見学。
古い街並みのキンバリー通りを散歩して、適当なコピティアム(コーヒー店)でランチ。
ネルドリップで入れたコーヒーとビーフン炒め。

後ろのオジサンが良い雰囲気。
ジョージタウンの町並みは、どこまで行ってもこんな感じで、のんびりとした南国風情なの。 町中にこのようなミニアートがあるんだ。
ミニアートを探すのもまた一興。
これはアルメニア通りとパンタイ通りの交差点あたり。
周氏一族が暮らす、水上集落の「チュウ・ジェッティ」。
桟橋の上に暮らしているの。
通路の板の下は海ですよ。
ここも世界文化遺産。
街角にはこのように何気なく、こじんまりしたモスクもあったりするの。
気温30度は超えている…
あまりに暑くて、街角のコピティアムでアイスカチャン(カキ氷)。
「アイスカチャン サトゥ」
アイスカチャンは初恋の味
ナゴール通りのNYONYA BABA CUISINEで、プラナカンのニョニャ料理をいただきました。
中華料理とマレー料理のミックスの様な、1つのジャンルの料理です。
この頃、ジャジャ降りの大雨。
2013/12/31
朝ご飯はホテルで食べずに、街中の大東酒楼で飲茶。
キャンベル通りとシントラ通りの交差点あたり。
ワゴン式です。
もう一軒行くので、量は少なめ。
朝ご飯の後、コピティアムの多春茶座にて、こってりとしたコーヒーとカヤトースト。
このカヤトーストが美味しかった。
大人気の店。
キャンベル通りとペナン通りの交差点あたり。
今日はペナンヒルに行く日。
親切なインド系の運転手さんのタクシーでケーブルカーの駅まで移動。
「今日は大晦日で大渋滞するから早めに帰っておいで」と教えてくれたの。
ケーブルカーで7分。
あっという間に833mの頂上へ。
気温は5度は低いらしいが、それでも暑いの。
ペナンヒルに有った、ヒンドゥー教の寺院。
興味深いの。
ジョージタウンのコピティアムでホッケンミー福建麺とチャークイティオ炒〔米果〕條の遅めのランチ。
アイスレモンティとマレーシア産カールスバーグも。
美味しいの!
今日からホテルは、世界遺産のチョンファッツィーマンションへ。
プラナカンの大富豪、張弼士さんのお屋敷だったトコ。
外も中も、どれもこれも素晴らしいの。
こんなボールルームが家の中にあるの。
こちらは居住スペース。
今はホテルの客室です。
このホテルは、カトリーヌ・ドヌーブ主演の映画「インドシナ」のロケ地にもなったんだって。

ホテルの部屋でひと眠りして、大晦日の夕食は、海南鶏飯。
この鶏出汁のスープがすごく美味しい!
店員さんもイケメン。
キャンベル通りとシントラ通りの交差点あたりの文昌海南鶏飯にて。
カウントダウンは、イースタン&オリエンタルホテルの海辺のバーで「E&Oスリング」。
ボールルームでは、セレブ達がロングドレスを着て本格的なパーティ。
そして、4か所からあがる花火を見ながら、あけおめ、ことよろ。
チョンファッツィーマンションのお部屋の中。
廊下はオープンスペースなので、蚊帳をつっていないと大変なことになるの。
ベープもあるよ。
2014/1/1
元日の朝は、ホテルのコンチネンタルブレックファースト。
気持ちの良い中庭で朝食です。
バスで1時間、海辺のバトゥ・フェリンギへ。
トロピカルスパイスガーデンで楽しく遊んだ後、併設のレストランでランチ。
各種スパイスをふんだんに使った美味しいお料理。
店員さんも皆、親切です。
バトゥ・フェリンギの海へ!
青い空と青い海、白い砂浜。
気温30度超。グッタリ。
キーパンは水と砂が恐いの…
日帰りではちょっともったいないカモ…
帰りに寝釈迦仏寺とビルマ寺院を見学。実質ここが初詣です。
巨大な寝釈迦仏、金箔のお坊さんのミイラ、多くの遺骨。
優しいお顔のビルマの大仏さま。
極彩色の世界。
途中、暑過ぎて、アイスカチャン。

写真はガーニーのホーカーセンター(屋台)でアサム・ラクサ(麺)と、クレイポットチキンの晩御飯。
これも美味しかった!
2014/1/2
朝はE&Oまで行き、海沿いのテラスで朝ご飯。

今日はフェリーに乗って対岸のバターワースへ。
阿牛の故郷なんだって。
人と車が一緒に乗るフェリーです。
海風が気持ち良い。
ちなみにペナンからバターワースまでは無料で、戻りは有料。
マレー鉄道のバターワースの駅。
駅舎は現在新築中で、仮駅舎はプレハブ。
この線路が、タイにも、シンガポールにもつながっているの。
旅情を誘う。
バターワースのバスターミナル。
マレーシアのあちこちに向かいます。
それ以外は、特に見るモノも無し。
1時間ほどブラブラしたけど、暑くて日差しが痛くて…
お昼ご飯はバスターミナル横の屋台でアイスカチャン。
アイスカチャンは、ここのが一番美味しかった。
ペナン最後の夜は、キンバリー通りのゴーハッセン呉發成でスチームボート。
南国式しゃぶしゃぶです。
スープも何もかも、美味しかった!
2014/1/3
朝6時にホテル発。
さよなら、ペナン。
また来たい。
乗り継ぎは香港で4時間。
プチ入国して、とりあえずバス乗り場まで。
バス停を探すふりをしているトコ。
ターミナル2のシンガポール料理の店で、今更ながら肉骨茶とラクサ。
このココナッツミルク風味のラクサが、イメージしていたラクサだった。
そして香港を離港します。
オクトパスのチャージをするのを忘れた…
帰りの飛行機からは、台湾の中央山脈が良く見えた。
そして玉山らしき山には、雪が積もっていました。

初めてのペナン。
5泊6日でしたが移動を考えると実質4日間。
想像以上に暑く、長い時間、外で活動することができませんでした。
 冬でもこんなに暑いのに、夏だとどうなるんだろう?

また、辛いものを食べるとすぐにおなかを壊すので、用心のためインド系のお料理を食べなかったのが心残りです。(お店そのものがコワイということではありません)
 インドのぶっかけ飯、ナシ・カンダールはどこにでもあって、とても美味しそうでした。
また今回はずっとジョージタウンに泊まりましたが、1日くらい、海辺のリゾート地に泊まっても良かったかなとも思いました。

とは言え、ジョージタウンは都会ではありながら、建物には趣があり、泊まったホテルも雰囲気が最高で、素晴らしい経験と思い出を作ることができました。

また、町で出会った人、中華系、インド系、マレー系、皆みな親切で働き者で、「マレーシアの人」も思い出に残りました。
またいつか、再訪したい国が増えました。
(また、冬の季節がいいかな。)

それから、香港。
行きは2時間、帰りは4時間の滞在でしたが、久しぶりに生の広東語が聞けたのが楽しかった。
帰りのプチ入国では、生「ガウチョア〜」が聞けました。
とは言え、飛行機の中からでも分かるように、茶色い空気の中に着陸していく景色は、ちょっと恐ろしかった。
そのせいか分かりませんが、のどがイガイガ、咳が出るようになりました。
例の空気汚染のせいでしょうか。
遊びに行くにはしばらく…(以下自粛)。

キーパンに優しくしてくれたマレーシアの皆さん、ありがとう。
また一緒に遊ぼう!
 

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