日本橋三越本店・山下清展 |
こんにちは、パンダのキーパンです。 暮も押し迫ってきましたが、美留子さんと一緒に、日本橋三越本店に山下清展を見に行ってきました。 美留子さんは数年前に一度山下清展を見てとても感動し、また機会があったら見てみたいと思っていたんだって。 キーパンも冬のセーターを着て一緒に行ってきました。 |
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三越前に到着! 今日はいいお天気で暖かい。 |
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「越」の文字も鮮やかなのれんの、三越の正面玄関。 |
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お昼はマチコちゃん行きつけの、特別食堂「日本橋」。 三越本館七階。 大海老天重。 接客が素晴らしいし美味しかった! パクパク! |
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念願の生誕90周年記念山下清展。 感想は最後にね。 |
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山下清展の後は、カフェウィーンでザッハトルテと濃いコーヒー。 美味しい! そして落ち着いたカフェ。 |
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本館の中央ホールでは、2時30分から「三越の第九」の演奏。 今年で28回目らしいの。 |
![]() 念願の山下清展は、素晴らしかった。 山下さんは放浪の画家として知られていますが、放浪中にはほとんどなにも描かず、帰って来てからその絵を描き貼り絵をしていたというのに驚きます。 そしてその貼り絵の繊細なこと。 「長岡の花火」は有名ですが、見れば見るほどそのスケールの大きさ、花火のダイナミックさ、観客の細かさに感嘆します。 静物画「菊」の蜂の繊細さや、背景の細かさも素晴らしい。 今回、甥で山下さんが亡くなるまで一緒に暮らしていた山下浩さんのトーク聞くことができましたが油絵は乾くまでの時間がじれったいのであまり取り組んでいなかったということ、貼り絵は親指と人差し指で紙をちぎり中指で糊をつけて貼るというスタイルでとても速かったということ、必ず左下から紙を貼り手が届かないところまで貼ると絵を反対側に回してまた左側から貼っていたとのこと。 どこが何色ということが頭の中に入っていたので、反対側にしても問題なかったそうです。 またペン画はこの普通のマジックインキを使っていたとのことです。 やり直しもできないし、なんてことない普通のマジックペンで、濃淡を点描で表現するとは驚きです。 遺作となった東海道五十三次も、貼り絵として完成していたらどんなに素晴らしかっただろうかと、49歳で亡くなるとは残念です。 あのダイナミックと繊細さは、図録では分からないので、ぜひ皆さんも実物を見ていただきたいと思います。 ところで美留子さんは今年、父方のおじいさんの生まれた時の本籍が日本橋本銀町一丁目七番地だったことを知り、日本橋には愛着を感じるようになったそうです。 おじいさんが子供の頃、三越はまだ呉服屋風情で、お三時にはお茶とお菓子を振舞われていて、子供ながらに忍び込んでお菓子をもらっていたとか。 おじいさんが生きているときに、もっと日本橋の話を聞いておけば良かったと残念に思っているそうです。 今日は天気も良く、楽しい1日でした。 キーパンに優しくしてくれた皆さん、ありがとう。 また一緒に遊ぼう! |