北京 |
こんにちは、パンダのキーパンです。 夏休みを利用して、美留子さんと一緒に、北京に行ってきました。 美留子さんは、(乗り継ぎは除いて)北京に行くのは13年ぶり。 この13年の間には、愛新覚羅溥儀の「わが半生」、R.F.ジョンストンの「紫禁城の黄昏・完訳版」、愛新覚羅溥傑の「溥傑自伝」、愛新覚羅(嵯峨)浩の「流転の王妃の昭和史」を読んだので、清朝、愛新覚羅氏関連の旧居を見るのも楽しみの一つなんだって。 キーパンは初めての北京です。ドキドキ! |
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2012/8/12 成田1720発の北京行き。 搭乗待合室はすでに巻き舌軍団でビビる… |
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北京に到着したらもう夜〜。 22時を過ぎていたので夜市はもう終わっていた。 これは1904年に建造された王府井天主堂。 皆さん楽しくおしゃべりしたりダンスをしたりワイワイガヤガヤ。 |
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王府井の不思議な銅像で記念写真。 「熊猫!」とニッコリ言われたの。 |
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2012/8/13 朝ご飯はホテルの近くのセルフの食堂で、ワンタン、豆腐脳、麺。 |
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今日は1日観光の日。 まずは天壇公園へ。 1420年に建設され、明・清代の皇帝が天に対して祭祀を行った宗教的な場所(祭壇)です。 南進北去でGO! |
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圜丘壇の中心には、かつては皇帝しか立てなかった天心石が。 皇帝が天に報告をする場所です。 今は場所取りが激しいの。 |
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天壇公園のシンボル祈年殿。 この一つ手前の皇穹宇の回音壁では、確かに音が反響するような感じがしたの。(周りがガヤガヤで良く分からず) ここは朝一番とか閉園直前とかに来るのをオススメします。 |
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タクシーで南鑼鼓巷まで来て、楽しく散策しているトコ。 |
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適当に入ったお店で炸醤麺のランチ。 紅宝鼎餐庁 南鑼鼓巷149号 この後は鐘楼、鼓楼までお散歩します。 |
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まずは、1420年に設けられ1745年に再建された鐘楼へ。 |
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巨大な鐘が… どうやってここまで持ち上げたのだろう? |
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次はすぐ近くの鼓楼へ。 こちらも1420年に建てられて清の時代に修復されたの。 |
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急な階段で一気に上まで。 ひっくり返りそう。 |
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ちょうど太鼓の表演が始まりました。 ドンドコドン! |
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后海までお散歩。 ここはカフェ街。 |
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宋慶齢さんの旧居。 元は醇親王府(北府)で、ラストエンペラーの愛新覚羅溥儀や溥傑の生まれた家です。 楽しみにしていたのだけど、見れるところが少ないの… |
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恭親王・奕訴が朝廷から賜った「恭王府」。 1777年に建築されたものだそうで、現存する清代の王府としてほぼ完全な形をとどめているそうなの。 ここも楽しみにしていたのだけど… 人人人…ホウホウノテイで退散。 |
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晩御飯はジョニーさんと珠市口西大街の晋陽飯荘にて。 山西料理の老舗です。 香酥鴨などなど。 この後ジョニーさんの家に行き、燕ちゃんと美味しいお茶。 |
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2012/8/14 ツアーで万里の長城、八達嶺へ。 人人人… |
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今日からホテルを移動します。 灯草胡同の「北京四合賓館」。 北京市東城区東四南大街灯草胡同5号 (010)51693555 |
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梅蘭芳の故居だった建物です。 こじんまりした四合院でステキ。 |
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お部屋もシンプルです。 とはいえこの部屋は中庭に面した主房ではなく、一区画裏の標準房。 部屋の入り口には装飾がないので、たぶん昔の女中部屋では? |
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晩御飯は、桂公府にて。 北京市東城区朝内南小街芳嘉園胡同11号(朝陽門外大街近く) 010-85112223 西太后の弟、承恩公桂祥の邸宅で、その娘が光緒帝の皇后「隆裕皇太后」です。 |
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いただいたのは、「慈禧鱈魚獅子頭」(西太后が愛したタラの身団子のスープ)、京醤肉絲などなど。 美味しかった!けどお値段もそれなりにお高い。 |
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隆裕皇太后はこの家から光緒帝のいる紫禁城に輿入れしました。 すばらしい四合院です。 食後は館内を案内してくれたんだ。 |
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2012/8/15 終戦記念日。 今日も一日観光の日。 まずは天安門から故宮へ。 人人人… |
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皇帝が重要な儀式を行った太和殿。 すごく広いの。 |
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御花園の中の養性斎。 溥儀の英語の教師ジョンストンが賜って住んでいた建物です。 癒される建物。 入ってみたい。 |
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皇后が住んでいた儲秀宮。 こじんまりしていて、内廷の中を散策するのは、いとおかし。 溥儀はここで皇后とリンゴを食べながらおしゃべりしていたら、突然「今から3時間以内に紫禁城を出ろ」と言われたの。 |
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京劇を演じる三階建の建物、暢音閣。 素晴らしい。 |
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景山公園にも登りました。 鐘楼、鼓楼、景山公園、紫禁城、天壇まで一直線です。 |
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景山公園前からトロリーバスに乗って、北京動物園へ。 パンダちゃんは寝ていたの。 熊猫館はパワーアップしていた。 |
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晩御飯はホテルの近くの北京家常菜の店にて。 庶民的な店で味もグー! |
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2012/8/16 帰りの北京首都空港にて。 この新しい北京空港は初めてカモ… ODA… |
![]() 美留子さんにとっては久しぶりの北京。なかなか楽しく遊びました。 紫禁城は非常に興味深い。 紫禁城と景山で、6時間かかりましたが、まだまだ足りないくらいと思いました。 とはいえ以前は坤寧宮など、中も見れたと思うのだけど…? 儀式を行う堂々たる建物だけでなく、皇帝や家族が暮らす「宮」を見るのも興味深かった。 とはいえほとんどガラス張りで、しかもガラスが汚れて(省略)… 紫禁城の中の堂々たる建物は南を向いているのに、京劇舞台の暢音閣が北を向いているのに、最初はアレ?という感覚ですが、考えてみたら皇帝が舞台に立つわけがなく、皇帝が南向きに舞台を見るのだと思うと、あたりまえのことですが感心しました。 数々の建物や皇帝の生活空間を見て、馮玉祥から「今から3時間以内に紫禁城を出ろ」と言われた溥儀たちは、どんな気持ちだったろうかと思います。 宋慶齢さんの旧居は、ラストエンペラーの愛新覚羅溥儀や溥傑の生まれた家、醇親王府(北府)ということでこちらも楽しみにしていたのだけど、宋慶齢さんの旧居部分は北府のほんの一部。 建物も北府時代のものではなく、見学できる部分も少ないのが残念。 宋慶齢さんの旧居としては、上海の方が部屋の中まで見学できるので良いかも。 ジョンストンが最初に住んだ地安門大街油漆作胡同1号、婉容皇后が住んでいた東城区帽兒胡同37号の家も見てくれば良かったと後悔。 四合院ホテルに宿泊したのは良い経験でした。 大きなホテルのような快適性はありませんし、なんせ住宅地にあるので移動が大変ですが、ホテルは静かで風情があり、まわりの胡同をブラブラしたり楽しかった。 四日間でウォーク、朝ランで、28.2km歩き&ランしました。(長城は計測無しなので実際はもっと歩いています) 観光地はどこに行っても人人人、ゴミも多くてちょっと…です。 暑いと覚悟をしていきましたが、大陸性気候なのか、朝や夜はひんやりとしています。 反省点としては、地元の人(特にタクシーの運転手さん)の北京語が巻き舌で全く???。 こちらも「これでもか」と巻き舌をしてようやく通じるというありさまです。 「珠市口西大街」を、「zhu shi kou xi da jie」と言ったつもりだったのですが、運転手さんに「zhur shir kour xir da jier」と(いうように聞こえた)言われてしまったの。 「熊猫館」も「シィォン マオ グアーr」で、一体どのような方程式でr化するのかが分からないの。 ジョニーさんと燕ちゃんにも久しぶりにお会いできて楽しかった。 またお会いしたいです。 旅行中、キーパンに優しくしてくれた皆さん、ありがとう! また一緒に遊ぼう! |