山形、蔵王、山寺、松島、塩釜
2010/8/13〜16

こんにちは、パンダのキーパンです。
今年の夏休みは、避暑のため、東北に行ってきました。
山形市内、蔵王、山寺、松島、塩釜、仙台と廻った旅でした。
キーパンは東北に行くのは初めて。
美留子さんは、蔵王はスキーで、そして仙台と松島は、18年くらい前に行ったことがあるんだって。
「避暑」と思ったのだけど、涼しかったのは蔵王だけで、後の土地は暑かった…
キーパンは、身体機能と運動機能を向上させるまったく新しいハイパフォーマンスウエア「C3fit」の、パフォーマンスゲイターとパフォーマンスシャツを着ているの。
それではキーパンの旅行記です。
 
2010/8/13
山形新幹線のつばさに乗って、山形に到着〜。
暑いよ。
山形駅でレンタサイクル(無料)して、山形市内の観光をするの。
三津屋で、さっそくおそばを食べたんだ。
元の山形縣廳、現在の文翔館(山形県郷土館/重要文化財)を見学。
入場無料。
素晴らしかった。
案内してくださったオジサンも親切で、山形弁で感激した。
元の山形師範学校の、教育資料館を見学。
重要文化財。
山形城址にある、山形市郷土館を見学。
入場無料。
元の山形市立病院済生館を移築。
こちらも重要文化財です。
山形駅から蔵王まで、バスで移動です。
涼しい〜。
泊まったのはタカミヤビレッヂ ホテル樹林
ゲレンデの目の前です。
お風呂は硫黄の湯なの。
今年は蔵王開湯1900年なんだって!
晩御飯〜。
山の幸がたくさん。
ゲレンデが見える食堂にて。
2010/8/14
今日は蔵王トレッキングの日。
蔵王ロープウェイで、地蔵山頂駅まで向かいます。
あいにくの雨〜。
キーパンは、シュライクMidで楽々〜
蔵王地蔵尊。大きいの。
キーパンは、霧と雨が恐いの。
とりあえず、三宝荒神山(1703m)まで昇ったけど、何も見えないの。
この写真は、強風で、ひっくり返っているトコ。
美留子さんは寒くて上着を着たみたい。
そしてお釜までのトレッキングは残念ながら中止。
途中まで戻ってきたら、霧が晴れてきた。
雨は降ったりやんだり。
この後は中央高原あたりをハイキング。
そして宿に戻って温泉、昼寝…
今日の晩御飯はすき焼き〜。
2010/8/15 終戦の日。
今日は立石寺に参拝します。
山形駅から仙山線で山寺駅に移動します。
立石寺は、松尾芭蕉がおくのほそ道で、「閑さや岩にしみ入蝉の声」と発句したお寺。
あそこまで登るの。
雨上がりで蒸し暑い。
一番上の奥之院では、「パンダさんも登ってきたの?」と声かけられたんだ。
“岩に巌を重て山とし、松栢年旧、土石老て苔滑に、岩上の院々扉を閉て物の音きこえず”
“佳景寂寞として心すみ行のみおぼゆ”

とても素晴らしいお寺だった。
立石寺から降りてきて、麓のお蕎麦屋さん美登屋でお昼。
山形の郷土料理のだしを使っただしそば。
とても美味しいの。
この頃ちょうど正午で黙祷。
仙山線で仙台まで。そして東北本線で松島まで。
お宿に荷物を置いて、まずは瑞巌寺参拝です。
本堂(国宝)が修復中で、見ることができなかった!!
(ToT)
お宿は、花ごころの湯 新富亭翠松亭
晩御飯は海の幸です!
2010/8/16
松島から塩釜まで遊覧船で移動です。
松尾芭蕉が船で通った道を反対に向かいます。
塩釜の、鹽竈神社(塩釜神社)。
陸奥国一宮です。重要文化財。
こちらはおくのほそ道に書かれている神灯です。文治三年とは、1187年。

“神前に古き宝燈有。かねの戸びらの面に文治三年和泉三郎寄進と有。五百年来の俤今目の前にうかびて、そゞろに珍し”

お昼はマグロ丼。
塩釜は漁港でもあり中でも一番水揚量が多いのは近海マグロなんだって。
塩釜から仙石線で仙台に出ました。
ちょっとお店を見学して、おやつに名物のずんだ餅。
帰りは東北新幹線で仙台から東京まで。
早めの晩御飯は、仙台の牛タン味噌漬け弁当。
キーパンにとっては初めての東北。
美留子さんにとっても、久しぶりの東北で、観光をしたのはほとんど初めてだったんだって。

◆山形市内
出会った人、みんな素朴で親切だった。
近代建築もきれいに残っており、なかなか良かった。
観光協会のレンタサイクルが無料と言うのもグー。

◆蔵王
美留子さんはスキーに来たことがあったらしいけど、夏山は初めて。
あいにくの霧と強風(午後は雷注意報)で、蔵王連峰の最高峰の熊野岳とお釜は断念したのが残念だったけど、涼しい高原をトレッキングして楽しかった。
とにかく蔵王は涼しくて、久しぶりにぐっすりと眠ることができました。
泊まったホテル樹林も、接客大賞をあげたいくらいです。
温泉も掛け流しで最高!

◆山寺=立石寺
おくのほそ道で有名な山寺ですが、行ってみて良かった!
山寺駅から奥の院まで往復2時間くらい。
キーパンは登山スタイルで行ったので、それほど苦には感じなかったけど、普段着のジーンズとかサンダルで来ている人達にはつらそうでした。
暑いし、尋常じゃないほどの汗をかいた。
とは言え、登山道(参拝道)には、いたるところに石仏があり、それらを見たり写真を撮ったりしながら登ったので、楽しかった。
ここにはまた来たい。
蝉が鳴く夏は当然良いのですが、秋の紅葉、寒い冬の静かな山寺、暖かくなった春の山寺、きっと全て素晴らしいに違いない。
おくのほそ道の「蝉」は、ミンミンゼミだということも分かりました。

◆瑞巌寺と松島
瑞巌寺は修復中で残念!
とは言え、境内の並木道はとてもうっそうとして、外の世界から本堂まで、気持ちが切り替わります。
松島から塩釜まで遊覧をして、日本三景の景色を楽しみました。
また松島の町は、いたる所に「松島」の島々と同じ地層の岩(小山)がゴロゴロしており、その昔、このあたりは海だったのかどうか分かりませんが、とても興味深いものを感じました。

◆塩釜神社
こちらもおくのほそ道に書かれている塩釜神社。
うっそうとした山一つが神社の境内になっており、神々しいものを感じました。
神前の宝燈は、おくのほそ道の時点で500年前。そして現在では800年以上前に作られたものです。
松尾芭蕉さんと同じ場所に今、立ち、感動しました。

◆分水嶺
本当は徒歩で大分水嶺(中央分水界)を越え(熊野岳)、大分水嶺の上を歩く(馬の背)のを目的の一つとしていたのですが、天候が悪くあきらめたのは残念でした。
電車では二回、大分水嶺を越えました。
山岳地帯では列車は渓谷沿いを走っていることが多く、その水の流れを見ていると、太平洋側か、日本海側か分かります。
また大分水嶺は県境となっていることが多く、県境のトンネルを抜け、川の流れが反対向きになると、「ああ、分水嶺を越えたんだな」と感じます。

◆日本
いたる所、人は優しく親切で、自然は美しく、神社仏閣は霊験あらたかです。
静かな場所で大騒ぎする人も無く、大音響で音楽をならす商店も無く、立石寺ではこころゆくまま蝉の声を楽しみました。
また電車・新幹線に乗れば、時間通りに発着し、沿線は田畑が美しく、秩序が保たれており、日本に生まれて良かったと思います。

キーパンに優しくしてくれた皆さん、ありがとう。
また一緒に遊ぼう!