砕氷艦しらせ(二代目)の試乗 |
こんにちは、パンダのキーパンです。 今日は砕氷艦しらせ(二代目)の試乗をしてきました。 横須賀を10:30に出港し、晴海ふ頭に14:00に到着する予定です。 「しらせ」はいわゆる「南極観測船」で、海上自衛隊に所属する自衛艦。 南極地域観測協力を行う我が国唯一の砕氷艦であり、その任務には物資及び人員の輸送、観測支援などがあるそうです。 そしてこの船体で厚さ1.5mまでの氷を砕いて進むことができるそうです。 しかも厚さ1.5m以上の氷は、いったん200mほどバックして、最大馬力(30,000馬力)で前進し、氷の上に乗っかって、自らの重さで氷を砕いて行くんだって。それをラミング(チャージング)砕氷と言うそうです。 定員は乗組員179名、南極観測隊員等80名。輸送できる物資の重量は1,100トン。 歴代の南極観測船は「宗谷」「ふじ」「しらせ(初代)」、そしてこの「しらせ(二代目)」です。 初代しらせは25年働いて除籍、この二代目しらせは、今年の5月20日に就役したばかり。 そしてこの後、11月10日に晴海ふ頭を出港し、南極まで初航海します。 今日のキーパンの衣装は、赤と白の水玉で、日の丸をイメージしているんだ。 では試乗に行ってきま〜す。 |
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JR横須賀駅に集合。 この駅舎も昭和15年に完成した近代建築なの。 |
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海上自衛隊横須賀地方総監部から出港するんだ。 右のオレンジが「しらせ(二代目)」。 今日はこの船に試乗するの。 左の三艇は護衛艦。 その内、一番右が「おおなみ」ということは分かったけど、後は不明。 |
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しらせに乗船しました。 こちらは二人部屋。 南極近くの暴風圏では、船体が51度まで傾くことがあるそうで、椅子は床に固定されているの。 新しいにおいがする。 |
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艦橋(ブリッヂ)まで見学に行きました。 「出港〜」 パッパラッパラ〜♪(ラッパの音) |
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船内をいろいろ見学しました。 こちらは貴賓室。 障子もあり、和風なしつらえになっているの。 国内外のVIPをお出迎えするお部屋なんだって。 |
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ここはお風呂です。 お風呂は海水を沸かして入るんだって。 51度に傾いたら半分以上お湯が流れちゃって、お風呂には入れないね。 |
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洗濯ルームも。 お洗濯は真水でできるのだけど、真水はとても大切なので洗濯デーは三日に一回だそう。 盛大に洗濯することはできないんだって。 |
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ここは医務室。 手術ができるお部屋もあるの。 係りの人は「この部屋が使われないことを祈ります」とお話していた。 本当にそうね。 |
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ヘリコプターです。 このしらせには2機のヘリコプターが搭載されているの。 昭和基地には接岸できないので、すべての物資と人をこのヘリコプターで運ぶそうです。 時速240kmで貨物搭載量は4トン。 |
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甲板のお掃除道具。 ハイテクからローテクまで見学。 |
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楽しく見学していたらもうレインボーブリッジ。 レインボーブリッジの高さは50m。 しらせのマストは45m。 5mしか隙間がないんだって。 ぶつからないか緊張した。 |
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晴海ふ頭に到着〜。下船しました。 こちらは「しらせ」の正面です。丸くてどっしりしている。 この船体で氷を砕いて行くんだね。 |
この写真でもわかるけど、初代しらせとの違いは、船首に海水を排出する穴があるんだって。(初代には無い) この穴から海水を排出して融氷するとともに、砕氷するときの氷と船体の摩擦を軽減するそうです。 「しらせ」はこの後、大井ふ頭に移動して物資を積み込み、そして11月10日には日本を出港します。 南極観測隊の皆さん、自衛隊の皆さん、御無事に南極まで行き、帰って来ることを祈ります。 キーパンに優しくしてくれた皆さん、ありがとう。 また一緒に遊ぼう! |
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![]() 集合写真。(abe-san撮影) |