広島、呉、宮島
2009/9/19〜21

こんにちは、パンダのキーパンです。
シルバーウィークの前半、美留子さんと、広島、呉、宮島に行ってきました。
美留子さんは、17年くらい前に、出張のついでに広島と宮島をちょこっと観光したらしいけど、ちゃんと見るのは初めてだって。
キーパンももちろん、初めての訪問です。
戦跡を訪ねて慰霊し、近代化遺構で日本の発展の過程を見て、現在の自衛(国防)を見学し、美しい日本の風景を見て、祖国日本の平和な未来を考える旅です。(キーパンはパンダだけど日本生まれの日本育ちです。)
もちろん、美味しいものにも期待!
キーパンは、美留子さんが作った白いエプロンドレスと、マチコちゃんにもらった赤いブローチをつけているの。
 
2009/9/19

飛行機に乗って、広島に行くんだ。

広島空港からバスで広島駅に。
ついたらもう夜〜。
初日はすぐに晩御飯。
カキフライ、カキと米茄子のグラタン、水イカ刺身、小イワシの天ぷらなどなど、瀬戸内の幸。ゴックン。
お店は「魚菜家」と書いて「さかなや」と読むの。
2009/9/20

今日は1日観光です。
まずは慰霊と平和記念資料館の見学。
身が引き締まる思いがします。

ここは原爆ドーム。
原爆のすさまじい破壊力に驚きました。
昭和4年に建てられた、元の大正屋呉服店→燃料会館。
被爆しましたが、改修され今はレストハウスです。
ここは平和公園から少し離れた爆心地。
島外科内科の脇に記念碑があります。
ここは当時も島病院があり、この病院の壁の厚さは1mだったそうですが、それでも爆風によって破壊されてしまいました。
このあと平和記念資料館の見学。
感想は最後に。
お昼は「お好み村」にて。
お店がたくさんあって迷っちゃう!

適当に入ったお店で「肉・そば」のお好み焼き。
うーん?
午後は、呉に移動しました。
JRに乗ってひと眠りしたらもう呉。
駅から5分の「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」。
明治以降の日本の近代化の歴史そのものである「呉の歴史」と、その近代化の礎となった造船、製鋼を始めとした各種の「科学技術」を、先人の努力や当時の生活・文化に触れながら紹介しています。
10分の1の大和が展示されており、平和の大切さと科学技術のすばらしさを表現しています。
また、零式艦上戦闘機62型、人間魚雷「回天」などの実物資料で戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えます。
今度はタクシーで、「アレイからすこじま」へ。
「海上自衛隊潜水艦桟橋」。
国内で唯一、潜水艦を間近で見ることができる公園です。
海に沿って散策できるの。
アレイからすこじまから徒歩3分の海上自衛隊呉基地(Fバース)で、護衛艦の日曜一般公開。無料。10名未満だったら予約は不要よ。
左から、うみぎり、さみだれ、さざなみ。
駅近くまで戻ってきて、海上自衛隊呉資料館、通称「てつのくじら館」へ。
海上自衛隊の潜水艦部隊及び掃海部隊の活動内容を紹介しています。
特に、掃海(機雷の除去)については知らなかったので興味深かった。
潜水艦内の生活も実物大で再現しています。
ここは記念写真コーナー。
キーパンも三段ベッドで寝てみたの。
除籍した潜水艦あきしおの実物も展示しています。
一部、中を見学することもできます。
すごく大きいの。
帰りは呉から広島宇品港までスーパージェットで帰ります。
晩御飯はキスの一夜干し、さんまの炙り刺身など。 2009/9/21

今日はもう帰る日。
宮島に行きました。
フェリーで宮島に渡ったの。
渡って港に降りた瞬間から、とても神々しいものを感じた。
表参道で、まずは焼牡蠣!
プックリしていて美味しいの!
国宝厳島神社に行きました。
ここは鳥居を真正面に見ることができる桟橋。
記念写真の長い行列が。

今日は高潮注意報がでています。
高潮なので波が起きるたびに回廊に水がザブン。
今度はお昼御飯です。
カキ丼とアナゴ丼。
すごく美味しかった!
食べたのは、「大丸」という喫茶とお食事、お土産のお店。
寅さんが出てきそうな昭和のお店。
目の前が静かな海で、雰囲気もとても良かった!
天正年間に建てられた豊国神社(通称:千畳閣)。
建設途中で豊臣秀吉が亡くなったので未完成なんだそうです。
風が通ってすごくいい気持ち。
30分くらい昼寝した。
町屋通りの町屋カフェで宇治金時。
夕方、早めの晩御飯で、もう一度お好み焼き。
昨日食べたお好み焼きより、こちらの方が美味しかった。
最終便で東京に帰ります。
ひっそりしている…
キーパンにとっては初めての広島。美留子さんにとっても約17年振り、ゆっくり観光&見学できたということで、興味深い旅でした。

原爆についてはテレビなどで放送されていますが、実際に広島に行き、原爆ドームを見ると、その破壊力のすさまじさに驚きました。
また資料館を見て、64年前にこの地で起きたことを思い、苦しみながら亡くなった人たち、そして今でも原爆症で苦しんでいる人たちのことを思うと、涙が出てきます。
平和を守っていきたいと思います。

呉での海上自衛隊関連施設の見学も興味深かった。
海上自衛隊の海外での活動について分かりやすく表現されていました。
また護衛艦の見学についても、「日本を守ってくれてありがとう。これらのミサイルが実戦で使われる日が来ませんように」と思いました。
大和ミュージアムには、大和の模型や零戦、回天、海龍の実物が展示してありますが、やはり太平洋戦争当時の乗組員たちの遺書を涙ながらに読みました。
しかし、映画の影響か、すごい人込みで、展示物には黒山の人だかり(美留子さんはダストアレルギーも再発し)、ホウホウノテイで退散しました。
呉については近代建築もたくさん残っているのだけど、あまり時間がなくて見学できなかったのが残念。

安芸の宮島。日本三景というだけでなく、上の日記にも書きましたが、島の港に降りた瞬間から、神々しいものを感じました。
太古から島そのものが神として崇められていたと言われるだけあり、さすが神の島だと思いました。
そして厳島神社。
シルバーウィークの真っ最中ということで、すごくたくさんの人が訪れていました。
海上の回廊には「一方通行」とだけ書かれていましたが、老若男女、皆さん思い思いに楽しく機嫌よく回廊をそぞろ歩いており(逆流したり、走り回ったり、大声を出したり、海にトイレしたり、喫煙したり、海にポイ捨てしたり、自分勝手な振る舞いをする人はいなくて秩序が守られており)、日本人って素晴らしいと思いました。
また千畳閣は、キーパンのお気に入りの場所ベスト10に入ることになりました。

お好み焼きは、最初お好み村の一軒に入りましたが、「あれ?」と感じました。
しかし、一軒だけ食べて決めつけてはいけないと思って、もう一軒で食べたら美味しかった。
うーん、今度食べる時にはちゃんと調べてから行くようにしよう。

二泊三日の短い期間でしたが、美味しいものや興味深いもの、いろいろ学ぶこともあり、楽しい旅行でした。

靖国、沖縄、知覧、長崎、広島と、キーパンと美留子さんがライフワークとしている太平洋戦争の慰霊の旅は、ひとまず区切りがつきました。
とはいえ、国内にはまだまだ慰霊したい地があり、またサイパンなどの海外での慰霊もぜひ続けたいと思います。