明治村
2008/8/14

キーパンと美留子さんがずっと行きたかった、愛知県犬山市の「明治村」。
真夏の明治村に行ってきました。
キーパンがぜひ見てみたいのは、帝国ホテルと西郷從道邸、そして六郷橋なの。
 
北口から入ったら、いきなり帝国ホテルだった!
フランク・ロイド・ライトが設計して、大正12年に竣工。
お披露目の9月1日には関東大震災があったのだけど、ビクともしなかったんだって。
ロビーにはこのように家具が設置されて自由に座ってもいいの。
明るい光が差し込んで、ドラマチックな雰囲気。
ここに三時間くらいいても良いくらい。
長崎伊王島にあった、大明寺聖パウロ教会堂。明治12年建築。
明治6年に禁教が解かれてすぐの教会で、外観は農家風。
教会の中は素敵なゴシック風なの。 こちらは新潟の高田にあった小熊写真館。明治41年建築。
一階は応接間、暗室、作業部屋。
二階がスタジオなの。
この小熊さんは、日本にスキーを伝えたレルヒ大佐を撮影したんだって。
こちらは写真館の二階のスタジオ。
外光を取り入れるために、北側の屋根を全面ガラス張にして、独特の白黒天幕を用いて光量を調節できるようにしているの。
よく考えてある。
金沢監獄の独房の様子。
もう眠るトコ?
明治40年竣工。
暑くて暑くて、途中で白熊を食べたんだ。 東京都蒲田・神奈川県川崎間の六郷川。
明治10年竣工。
日本最初の複線用鉄橋なの。
英国リバプールのハミルトンズ・ウインザー・アイアンワークス社で製作され、輸入されたんだって。
西園寺公望別邸「坐漁荘」。
大正9年に静岡の興津の海岸に建てられたもの。
ここは洋室部分のサンルーム。
森鴎外、そしてその後、夏目漱石が住んだ家。
明治20年頃建築。
夏目漱石さんはこの部屋で「我輩は猫である」を書いたんだって。
キーパンと楽しく遊んでいるのは猫。
キーパンが見たかった、
西郷從道邸。
外観は工事中。(ToT)
これは明治10年頃建築。
目黒区の西郷山、菅刈公園から移築したの。
明治天皇も行幸されたの。
三島由紀夫の春の雪のモデルと言われているの。
こちらは西郷さんちの食堂。
キーパンが座っているのは赤坂離宮で実際に使われていた椅子。
座ってもいいの。ビックリ!
食器はノリタケの全面協力。
こちらは西郷さんちの婦人部屋。
キーパンが座っている椅子は、実際に鹿鳴館で使われていたもの。
ビックリ!
蒸気機関車9号。
アメリカのボールドウィン社製造で明治45年に輸入。
キーパンが乗ったのは、三等客車「ハフ11」明治41年天野工場製。
今の客車と比べると、幅が狭いね。
扉はもちろん手動です。

これら以外にもたくさんたくさん写真を撮ったのだけど、とてもここには紹介し切れません。
ずっと行きたかった明治村、とても良かった。
明治村と言っても、明治時代に建てられたものだけじゃないんだね。
大正時代に建てられたものもありました。
とてもきれいに保存され、そして分かりやすく、楽しく見学できるように演出されています。
(だけど明治天皇を「おともだち」と表現するのはちょっと・・・?)

この日は灼熱ですごく暑かった・・・
明治村自体とても広くて、山を登ったり降りたり。
もう少し涼しい時期にもう一度来たいな。