台湾ポップス事情 その3 (原稿:師匠)

最近よく聞いているのは江宸フ2000年のアルバム「我愛過」です。
このアルバムは、アルバムのタイトル曲「我愛過」以外にも「今晩我要唱歌」(合唱・任賢齊)などが、今でもカラオケでは人気です。
その後もアルバムでは「JODY」「台湾紅歌」など続々と出てます。
ここ数年台湾語POPS(台語歌タイギコアという)は低調ですが彼女はがんばってます。

歌詞の内容は、「冷たい雨が降る、まるであなたのそらぞらしい無駄話のような。」と始まり、その愛の顛末を語ります。
そして最後には、「その体験が出来た運命に感謝します。」と言って歌が終わります。
我愛過は黄小[王虎]という歌手がライブ版のCD「theVOICE」というアルバムでも取り上げていますが、こちらも素晴らしい演唱です。
夜一人で聞くと痺れます。
どちらも通販で日本で手に入りますが、わたしはタワーレコードで買いました。
でも台湾語の勉強にするなら江對ユのほうが発音は分かり易いと思います。

ちなみにわたしの場合台湾語の文字は日本語の漢字で書きますから歌詞カードの字と違うことが多いです。
また、イ尓は汝、的は兮、吃は食、TIOHは着、tit、tehはlehになったりしても著、で使い分けてます。
こうすれば一々ルビを振る手間を省けますからカラオケ用に覚えるときに便利です。
的を「え」で使うと的確のときなどはTekになるのでダブります。
またTiohは就や到で書かれたりしますので、これもチュウやカウと読み分けるのに必要な処置です。
そんな訳でカラオケ用にルビを振るときは歌詞カードの書き換えをします。
kha、Khah、kapもいろんな字が使われますが意味で給、較などに書き分け、和は〔イ合〕にします。
パソコンの文字がなければローマ字です。
でも教会ローマ字表記ではありません。
(師匠・2004年3月)
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