はじめに

《師匠》
台湾演歌の好きな人や、台湾語POPS、ROCKの好きな人。そして、カラオケで歌いたい人、歌詞の意味が知りたい人。
そんな方々の為のHPがこれから益々必要になるでしょう。
といいますのは、 最近の国語POPSで歌詞のなかに、台湾語や潮州語が入った作品が増えてきている現実があるからです。
また、元々台湾国語の歌詞でも、台湾語の影響を受けた単語の使用によりマンダリンとの意味のずれがあり、そんな状況下でよりよく理解するのため、情報の交換が必要になってきました。
いまでも、中華POPSのHPに台語歌(タイギコア)の歌詞の意味解釈の問い合わせや、作品、演唱者について書き込みが見受けられます。
やはり、台語歌専門のサイトでないと、間借りしているだけではトピックスに限界があると感じていました。
そしてついに、このHPが生まれました。
台語歌の濫觴に少なからずかかわった日本から、台語歌の発信ができるなんて、おそらく、はじめてのことではないでしょうか。

《KK》
私と台湾歌の遭遇は、もともとカラオケ好きで、たまたま友人に連れて行って頂いた店でのことでした。日本人が中国語で演歌を歌っていて、漢字ばかりの歌詞で「歌ってみたい」と思ったのがきっかけでした。
後でその曲が台湾語と知ったのですが、当時は東京弁と大阪弁ぐらいの発音の違いぐらいだろうと、中国語や台湾語の発音の知識も何もない私でした。
その頃は、特に日本の歌のカバー曲に興味が湧き、この元歌何だったかなと身近な人達に聞きまくったものです。
リズムが分るのだから、発音さえ分れば、すぐに歌えるようになり、段々と深みに嵌まり、いつのまにか魅力に取り付かれていき、現在も新しい曲を探求し続けています。

《Mill》
私が初めて台湾語の曲を聞いたのは、1996年、中国福建省厦門でのことでした。葉啓田先生の「愛[才并]才会贏」という曲です。
この曲は、どこに行っても聞きました。カラオケのあるところに行けば、必ず誰かが歌い、最後にはみんなで大合唱となってしまうのです。
北京語とはまったく違う言葉の響き、ぴゃ〜ん、にゃ〜ん、ぎゃ〜ん、とユーモラスに聞こえました。
帰国後も、私はこの曲がどうしても忘れられずこのCDを探しつづけました。そして一年後、ようやく香港で見つけることができ、それ以来、台湾語曲の魅力に取り付かれていったのでした。
そしてこの度、縁あって師匠さまとKKさんと一緒にこの「阮的台語歌」を開設することができました。
私自身の疑問点を、師匠とKKさんの知識で解決し、合わせて皆様の財産になれればいいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。


開設日:2000年11月30日

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